FC2ブログ

ボートトレーラ自作日記 その7

2009年3月25日
7回 「トレーラ全体の組み立て」

今までバラバラに製作してきた各部材を、いよいよ組み立てて合わせます。

それぞれが上手く合わさってくれるかチョッピリ心配です。

 牽引バー連結部 牽引バンパー連結部

        ドローリング              牽引バンパー連結状態

中心の牽引バーは長さ4.7mの足場パイプです。最前端は鉄筋でリング状に作り、バンパーのピントルフックに架けます。加速減速の度に金属同士が当たってカタカタ言うので、リングのほうにゴムを巻く予定です。

牽引バーとトレーラー横材の連結部  引き出し式テールランプ
   牽引バーとフレーム横財の連結部         引き出し式テールランプ

牽引バーとトレーラフレームの横材パイプは4個のクランプと呼ぶ金具で連結しています。
日本中のとび職が命を預けている、十分に信頼のできる部材です。
クランプを緩めることでフレーム自体を前後にずらせるので、艇種にあわせた載荷状態を選べます。

 テールランプの取付ステーは中心の牽引バーの内側に入れ込んだ一回り細いパイプに固定してあります。鞘管の牽引パイプにナットを溶接してあり、ここにボルトを入れてテールランプを艇長に合わせた位置で固定できます。

 トレーラ全長で4.86.8m位の間で調節可能です。トレーラ長さを固定出来るならば、中心牽引バーの中にテールランプ配線を入れる事が可能です。見場が良くて耐候性が上がります。

  板バネ取付ヶ所のボルトはせん断に強い「黒ボルト」を使用、ナットは緩まない「ロックナット」を用いています。

トレーラフレーム縦材角パイプには片側5本のロープ掛けフックを付けています。艇体を固定するのに使います。各部材も思ったように加工できていて、そこそこ首尾よく組み立てできました。ほっとしています・

ロック付ナット   ロープ掛けフック
       ロック付ナット              ロープ掛けフック

 特殊ボルト以外のボルトは全て1719ミリを用いているので写真にある「シノ付ラチェットレンチ」通称足場レンチ1本で作業が可能です。 

足場レンチ  トレーラー全容_1 
          足場レンチ                 トレーラ全容
 

 フレーム横パイプにクランプを用いて船の形にあった荷受け台を取り付けられるため、カタマラン・モノハルを問わずなんでも運搬できます。我ながら優れた構造だと思っています。

 残りの作業は自動車前部のマスト受け鳥居の製作と、船台や泥除け等の小間物及び塗装位かなあ-。

片道運搬の復路の場合、トレーラーをばらして大きく長いものだけを屋根に積んで帰れるものか研究中です。


スポンサーサイト

ボートトレーラ自作日記 その6


2009年3月22日
第6回 「テールランプ配線その2・トレーラ側の電装と保安部品」

テールランプ用ステーを設け、その両端にポンコツ屋で購入したダイハツハイゼットのランプを取り付けます。

ステーの材料は等辺山形鋼(通称アングル)25mmを使用します。取付穴位置は正確さが求められるため

ここでは「ボール盤」を用います。


ボール盤  ワイヤハーネス
              ボール盤                         ワイヤハーネス

第4回目で説明した通り、線の色に注意しながら、牽引車本体からテールランプまでの配線を作ります。

両端をカプラーに留めた自動車用の配線を「ワイヤーハーネス」と呼びますが、トラピーズとは全く関係ありません。

このハーネスは全長8mあります。一般に自動車用の電線は、車内に設置し雨に濡れない&位置を動かさない前提で、ビニール被覆を極限まで薄くしてあります。今回はその双方とも当てはまらないため被覆の厚めのものを使用しています。そのため8m×7本なので、結構な重さがあります。

テールランプ  サイド反射板

              テールランプ                         サイド反射板

トレーラ保安部品として、後方用の三角反射板と側面用の反射板があります。三角反射板は全幅の30cm以内に設置位置が決められていますが、ここではテールランプの外側にビス止めしました。これは大型トレーラのものを購入するしかなく、12,000円もしました。

サイド反射板は自転車用のものでOKです。塗装の上から貼ると弱いので今のうちに両面テープで貼り付けています。1枚160円です。

ボートトレーラ自作日記 その5


2009年3月14日
第5回 「トレーラフレームの製作」

 トレ自日記もいよいよ佳境に入ってきました。トレーラフレーム本体です。

その前にアーク溶接について少し書きます。お付き合いください。アーク溶接は電気の放電(アーク)を利用して同じ金属同士を溶融させて繋ぎ合わせる工法です。溶接棒先端の温度は約4,000Cになり、鋼材は一時的に液体状態となります。液体である以上低いほうへ流れ落ちようとする性質があり、これをいかに防いでそこに留めるかが重要です。
 「開先加工」と言って溶接する材料 (母材と呼ぶ) 同士を削ってポケット状の形を作ってやり、溶融金属の流出を防止したりします。

開先加工 
開先加工
 溶接棒の「運び方」も大切で、必ず低い方から高い方へ移動し、溶融金属が直前溶接ヶ所へ被さる様に運ぶことが肝心です。
 溶接姿勢も「下向き」「横向き」「上向き」と3種類ありますが、日曜ウェルダーの私の腕では下向き溶接がやっとです。4,000゜の液体を頭の上にする作業はとても出来ません。

 この4,000゜の高熱が大変に曲者で、局所に加わった高熱のため部材が熱膨張で大きく歪んでしまいます。また溶接部分は「焼き入れ」状態となり、他の部分より頑丈になってしまう結果溶接境界あたりに応力が集中する様にもなります。以上を頭において実際の作業を順を追って説明しましょう。

① 材料の切断と開先加工:設計に合わせて材料を切断します。回転式の金属カッターを使用します。開先加工は手持ち式のサンダーを使います。
② 小間物の溶接:なるべく下向き溶接で行うため、ロープフックのように大体の位置で良い小物は先に溶接しておきます。
③ フレームの仮組み立て:平面にベタッと置いた状態で点溶接程度にして全体を仮組みします。この後全体の平面性、よじれ、ゆがみ等を補正します。と言っても大ハンマーで叩いて直すと言う原始的なやり方です。これが全工程の中で最も重要な作業で、時間も一番かかります。

足場パイプ切断   フレーム仮組み溶接
          鋼材切断                          フレーム仮組溶接

④ 本溶接:そのヶ所が下向き溶接となるようにフレームを立てたり、ひっくり返したりして本溶接を行います。加熱分布が一様になるように遠いヶ所の溶接を繰り返していきます。
⑤ 仕上げ(バリ取り)溶接盛り上げが一定でなく凸凹があると、雨水が溜まって錆の原因になったりするので、凸部をサンダーで削り取ります。(本音は余りにも凸凹だといかにも素人っぽくてみっともないので・・)
⑥ 薄板の溶接:薄板の溶接はとても難しいです。細い溶接棒を使い電流も低く調節して行いますが、母材が溶けて穴が開きそこから溶融金属がこぼれ落ちるだけで、一向に着いてくれません。素人の限度でしょうね。仕方なくボルト止めにしました。

フレーム本溶接  バリ取りサンダー掛け
       フレーム本溶接               バリ取りサンダー掛け


 写真で見ると出来上がりしか見られませんが、実際は大変です。なかなか平面になってくれないし、車軸を取り付けようとすると穴が合わなかったりして拡げたりで、何度もやり直しています。

 でもこうやってタイヤが取り付いてトレーラ然とした姿を見ると、あと少しで完成と嬉しくなります。

 

板バネ取付部(可動部)です 板バネ取付部(固定部)です
         板バネ取り付け部(可動端)               板バネ取り付け部(固定端)


車軸取付状況_こんな具合です  見事に面一で出来ているでしょ
         車軸取り付け状況です                  見事に面一にできました


ボートトレーラ自作日記 その4

2009年3月13日
第4回 「テールランプ配線その1・配線取り出し」


 トレーラフレームを製作中ですが、寸法が大きいため難航しています。そこで今回は テールランプ配線その1 をお届けします。鋼構造物の設計は仕事ですし溶接作業も趣味ですから、不安はありません。

 ただし自動車の電装となるとまったくの素人で、なんの知識もありません。例えば方向指示器の電球は何ワットで、そこに至る電線の断面積は幾らで、どの太さの線を用意すれば良いか判りますか?


 そこでオートバックスへ行き電装品のコーナーにある、DIYの手引きを貰ってきて研究しました。結構必要なものが多いです。先ず電線:ストップ、スモール、ウィンカー×左右で6本。やや太目のアース線1本の合計7本です。1本当り10m必要です。

 テールランプとマークⅡ本体の配線とを自由に接合取り外しの出来る器具が「カプラー」です。家庭電化製品のコンセントとプラグみたいなものです。写真にある黒いプラスチックのものがそうです。


 ポンコツハイゼット車から外したテールランプにもともと付いている物に型式を合わせました。

写真右下にある小さな蟹みたいなものが、既設電線の途中に噛ませて分岐を取り出す「結線クリップ」です。


電気配線材料  工具と作業手引き

          配線材料                 工具と配線手引書

 見よう見まねで結線図を描き、線の色を決めて作業開始です。マークⅡを含めて自動車全体で用途別線色を決めている訳ではなく(たぶん)、好き勝手な色使いなので手探りで判別をします。

 アースだけは車体に繋げてあるので直ぐに判ります。現在のランプの位置を見ながら1本ずつ分岐し、その度にハイゼットのランプに繋いでみてスイッチを入れたり、ブレーキペダルを踏んだりの確認作業です。
 左右全部確認が済んだら、ハイゼットテールランプに合わせてカプラーの所定の位置に線を一本一本固定してこの作業は終わりです。これで自動車側の電装は完了です。


枝分れ取り出しJPG  結線チェック

          枝分れ配線取り出し                               結線チェック

 今回新規に配線した部分は電気容量の問題は無い(はず)でしょう。ただし既存の部分は、更に延長して負荷が加わる前提で設計されていないので多少不安が残ります。走るときは余分にヒューズを持っていこう・・


ボートトレーラ自作日記 その3

2009年3月1日
第3回 「牽引バンパー製作」

 私の本業は設計業ですし、普段から鋼構造物の設計をやっています。加えて30年前に描いた設計図面が今でも残っているので、材料の規格や寸法に実績があり迷うことはありません。 ただ自分の溶接の技能は低いので、安全率はかなり余裕を見て設計しています。
 本体はリップ溝形鋼(通称Cチャン)を用います。ステーの鋼材とピントルフック(4t用)は何と30年前に使っていたものです。
足場パイプを多用しています。メッキされていて防錆性が高く安価で、クランプを用いることで汎用性が高いためです。
切断、溶接とひまを見て少しずつ作業しています。

こんな感じで溶接します  溶接作業
     牽引バンパーの溶接です

 余談ですが、溶接作業の時に着ている服は全て木綿製です。ナイロン等の化学繊維は飛び散る湯玉(溶接火花)で溶けて穴だらけになるからです。
 溶接機は単相200V150Aのアーク手棒溶接機です。ホームエレベーター用に配線だけ用意してある電源を使用しています。
溶接棒は一般軟鉄用被覆アーク溶接棒でφ1.6, 2.0, 2.6 を板厚に合せて使い分けています。
 1梱包量の多い溶接棒を購入すれば安いのですが、たまの休日にしか使用しないため被覆材が湿気を帯びてしまい溶接がうまくいきません。それを避けるためになるべく小分けの物を買っています。

マスト受け鳥居下部   マスト受け鳥居下部取付
構造用鋼管φ42.7に鋼板製ステーで挟みこんでいます

 自動車前部に取り付けているのは「マスト受け鳥居」を取り付けるパイプです。
 これも梯子形シャーシに直接ボルトオンしています。オーストラリアでよく見る「カンガルー避けバー」みたいなものです。


牽引バンパー材料  牽引バンパー完成
      牽引バンパーの材料です           こんな風に出来上がり

 後部は文字通り「牽引バンパー」です。1回目で説明したように梯子形シャーシの中にスッポリ入れて、元のバンパーのステー取付穴にボルト止めしています。

  牽引バンパー取付

 

ボートトレーラ自作日記 その2

2009年2月22日
第2回  「車軸の購入」

 牽引車(トラクター)としてのマークⅡの適正が確認されたことを受けて、車軸を探しました。
構造が単純でトレーラフレームと相性の良い、板バネ懸架車です。

OldTrailor.jpg
25年前に製作したトレーラ

  25年前トレーラを作った時はホンダN360と言う、うってつけの車がありました。板バネで駆動装置なしの車種です。
 現在は乗り心地優先のため乗用車はすべて独立懸架を採用し、板バネはトラックのみです。
 そうなると駆動軸込みになるため余計なギアの重量がかさみますが、選択の余地がありません。

ポンコツ屋  ダイハツ軽トラ
        ポンコツ屋              ダイハツハイゼットトラック

 軽トラはボロボロになるまで使用される事が多く、程度 の良い事故車 ( この表現であってる? ) はめったにあり ません。
大規模なポンコツ屋では目をつけておいた車も次に行った ときには、つぶされて鉄屑になっていたりしました。
 そんなことで今回国道沿いにある小規模 ポンコツ修理屋で、ダイハツハイゼットのものを購入しました。

後車軸

 左右テールランプ1組とスプリング込み後ろ車軸一式で\15,000です。一台まるごと買うと5,6万円でいいんですが・・・

ボートトレーラ自作日記 その1

2009年2月12日
第1回  「自動車の採寸」

 20年前に現在も乗っているマークⅡワゴンを購入しましたが、車種決定の最大の理由がその車体構造でした。梯子形シャーシです。
 当時(勿論現在も)は軽量化のためモノコックフレームが全盛で梯子シャーシを持った乗用車はほかにトヨタのクラウンだけでした。全体に分散して荷重を受けるモノコックと異なり、荷重を集中して受ける構造なので強度が大きく変形が少ない特徴があります。
 
 当然バンパーも梯子シャーシにステーを介して取り付けています。当時駐車違反を牽引する業者が盛んに使用していました。私はそれ以前にもマークⅡライトバンを2台乗りつぶしていましたが、当時既に発売されてから17年も経つ車種を迷わず選びました。
 今回これを牽引車にすることでやっと日の目を見るわけです。まずは梯子シャーシへの取付ボルト位置の採寸です。近所の修理工場で行いました。

Lift.jpg 

Lift2.jpg
                     梯子シャーシです

その後、マツダの2シーターオープンのロードスターで牽引している人の話を聞く機会がありました。
なるほどこの車も梯子シャーシを持っています。モノコックにはなり得ません。幌をオープンにしてヨットを牽引して走ると格好良くて注目度抜群だそうです。

みかんが大好き

おいら、みかんが大好きなんだ。犬のくせにって言われるけど、好きなものは好きなんだ。

みかんを見ると、お父さんの足をツンツンして催促してしまうんだ。

今、鼻乗っけ直接パックンを猛特訓なのさ・・


[高画質で再生]

みかんが大好き [モール]

ブログ開始のご挨拶

おいらポロン、ラブラドールレトリーバー雄10歳です。

polong_bigin.jpg


今回、おいらのお父さんがブログを始めます。

物作りをメインに、いろんな分野で心に移り行くよしなしごとを書き留めるつもりだそうです。
だから「徒然草」です。

末永くお付き合い下さい。

プロフィール

クラフト親父

Author:クラフト親父
土木一筋45年後現在リタイア
B型
文章・写真・図形・映像の無断転載はお断りします

カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カウンター
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR