オリンピック・ハーバー訪問
早くも梅雨入りし不快な気候が続く日本を離れ、カナダ・アメリカの東部を旅してきました。カナダ・トロント in のアメリカ・ワシントン DC out の気ままな一人放浪旅です。
記憶の鮮明なうちに思い出しながら、書き留めてご報告いたしましょう。
例によって掲載された内容は私の実体験に基づくものですから、大きな誤りはありませんが、感想や解釈は個人的なものですし固有名称の翻訳は正確ではありません。
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私の海外旅行記は毎回ネット環境の話から始まりますが、例外にもれず今回もその通りです。
旧左2機種、右新機種
今までは電話専用ガラケーとインターネット専用 タブレットの2機種を持ち歩いていました。タブレットは ASUS製 の Google NEXUS7(2013) でロックフリーの SIM を差し替えることで、世界中どこの国でもストレス無しで使用することが出来ました。
日本では Biglobe 社の 格安SIM ですから、2機持ちでも大手スマホより安価です。
で今回は広大な国土を持つ2ヶ国への旅行のため、現地 SIM を2枚購入する必要があります。これでは経済的ではありませし、夜遅くに空港へ着いて直ぐに使用は出来ません。
アメリカ T-Mobile 社のSIM トリプルスロット
カナダ、アメリカ、メキシコ三ヶ国有効の SIM を、旅行出発の半月前に国内で購入し余裕をもってセッティング。No.2 SIM スロットにインストールしました。4,050円でした。現地とほぼ同価格です。
三番目のスロットにはマイクロ SD カード ( 128GB ) をセットしてデータセーブ用にしました。
私の旅は基本的に都会部が多く極端な山間部へはめったに行きません。そのため電波が掴めないということは殆どありません。SIM 自体はアメリカ T-Mobile 社のものでしたがカナダでもローミングしていてよく掴んでいました。
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DASH 8
エア・カナダに乗りトロントでプロペラ機に乗り継ぎました。ダッシュ8という双発40人乗りの小型機です。外観は観光バスに翼を付けたような感じで、室内は観光バスそのものですね。
自宅から出て乗り継ぎ時間も入れて、20時間で辿り着いた所は「キングストン」という町です。丁度トロントとモントリオールの中間、人口 12 万人のオンタリオ湖東端の緑豊かな静かな町です。カナダ建国時には首都が置かれた事もあり、住む人の意識も高いものがあります。
私が 40 数年ずっと乗り続けているトーネード級カタマランは、1976 年はじめてオリンピック制式艇として採用され、モントリオール大会から競技に参加しました。そこで競技が開かれた会場 ( 水面 ) がここキングストンです。丁度東京と江ノ島のような立ち位置ですね。
自分でオリンピックに参加したわけでもありませんが、長年行ってみたいと思っていました。夢が一つ実現したわけです。
五輪記念モニュメント
ハーバーの外周防波堤の先端にあります。
ハーバー管理事務所
管理事務所棟の中にはいくつかの関連団体事務所とレストランがあります。
そのうちの一つの団体の人と話してみましたが、76 年オリンピックのことを知っている人は居ませんでした。さらにトーネードのことを知っている人も居ません。さみしいね~。
クルーザーバース
パワー・セールを含めて活動は全般的に低調。係留している艇も大型艇は少なく30~40f 艇が多い。
ディンギーは殆どなく、わずかに 49er とレーザーが 2~3杯置いてあるのみ。来訪をずっとあこがれていた身にはさびしい限りです。
ロンチングスロープ
オリンピック開催当時を知る唯一の事務員の小母さんに聞いたところ、大会開催時はポンドの全周囲がスロープで、世界中から集まった大量の艇の進水に対応していたそうだ。
それが現在は幅 10m 位のスロープが 2 本あるのみ。これではディンギーは出艇出来ませんね。
ただオンタリオ湖畔ということで、潮の干満もなく水位の変化が少ない、しかも真水ですから扱いには楽な水域ですね。
管理棟内部
わずかにオリンピック当時のものが展示されていました。
当時のレース海面
当時のレース海面の方角です。あの時と同じ空です。伝説の諸先輩方はがんばったんでしょうね!?
近くの風力発電
オンタリオ湖が狭くなりセント・ローレンス川になるところにハーバーはあります。周囲には何百基という風力発電機が設置されています。稲毛もそうですが陸地に囲まれている水面の最奥部は、風の吹き溜まりになり強風に恵まれます。
市内でレンタルヨットをやっているお兄さんに聞くと同じようなことを言っていました。
こんなことで私の放浪一人旅は始まりました。
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