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ジムニー新型車 発売

 
 小型なのに本格的クロカン性能を持つスズキジムニー、四駆乗りならば注目する車です。
 20年振りにモデルチェンジして新型車が発売になり、さっそく見に行って来ました。
 なお解説は私の偏見に満ちたものですから、一般的には参考になりません。

NewJimny_2.jpg
側面
 
 軽自動車規格一杯の外形寸法を確保した直線部の多い角ばった外観です。
 ガマガエルみたいな形をした小型SUVが流行る中、とても新鮮に見えます。
 極端にスラント ( 前傾 ) してなく、ほぼ平らなボンネットもいいですね~。

NewJimny_1.jpg  NewJimny_3.jpg
前面               後面 
 
 窓も大きくどの方向もしっかりと自分の目で見て走れます。特に自動車後方が目視出来るのが良いですね。近頃の車は窓が小さく、視認性が悪すぎます。
 下手をすると前方すら見えにくい車がありますね。 えっ、私の視力が落ちただけっ!?

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運転席                   エンジンスターター

 運転席周りはシンプルで必要最小限な感じ、私はこう言うのが好きですね。また現代の車にやたら沢山付いている「小物入れ」もほとんどありません。いいなぁ、こういうの。
 四駆用副変速機は従来のボタンスイッチ式から、直接レバー式に戻りました。本格クロカンですからやはりこれですよ。

 頂けないのはエンジンスターターとリモコンドアオープナー。この携帯式の発信キーは防水性が全くない。海の男はウエットスーツの内側にキーを挟んで海に出ますが、潮を食うと一発で壊れます。使い物にならない。少数の海派の顧客の意見を聞いてよ・・
 
NewJimny_7.jpg
トランクルーム
 
 後部座席を前に倒すとフラットになる荷室が現れます。突起物も無くほぼ四角形の空間で、使い易そうです。

 ドアが2枚しか無く出入りが大変なのを考慮した上に、後席は狭く大人4人の長距離ドライブはきついでしょうね。しかも後席シートのペラペラ感は否めません。


NewJimny_12.jpg
サイドミラー
 
 四角いサイドミラーが良いです。
 軽自動車であるジムニーではそんな場面はありませんが、大きなトレーラーを牽引する場合エクステンションミラーを外側に追加する必要があります。既存のサイドミラーにゴムベルトを巻いて取付けますが、近頃流行りの外側に行くほど尖った三角形のミラーだとスポッと抜けてしまいます。
 スズキの設計陣が判っていたとは考えられませんが、良く出来ています。トヨタの新型ハイラックスでさえ三角ミラー採用でがっかりしました。 

 左側サイドミラーの下側に付いたアンダーミラーは何でしょうか? 運転席からは良く見えません。

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エンジンルーム               雨受けモール
 
 私の認識不足でした。エンジンはインタークーラー付きのターボエンジンでした。どうりでパワーがあると思った。エンジンルームに部品がびっしりと詰まって配置されていて隙間が全くない、と言う事はなく多少の余地があります。自分で手を入れてメンテナンスする時に有効でしょうね。

 カタログでも旧型への回帰を謳っていますがその一例が雨受けです。近年の車は殆どが屋根の途中に凹みを入れて、ここで雨を受けていますが、新型ジムニーはふた昔前の手法「レインモール」を採用。これが素晴らしい。
 前後のルーフキャリアの間隔が大きく取れて、長い荷物でも安心して積めます。さらに脚の取り付けが格段に楽で信頼性がありますし、自作も簡単でしょう。アウトドア派にとってはルーフキャリアって結構重要なのですよ。



 最後に車枠のチェックです。


NewJimny_14.jpg
カタログから
 
 本格クロカン四駆にとって「梯子車枠 ( ラダーフレーム )」は必須アイテムで「命」とも言うべきものです。逆にどんなに四駆性能を謳っていてもモノコック車はクロカン四駆にはなり得ません。ジムニーは立派なフレームを持ってますね。
 梯子の胴木部材 ( 左右両側の縦材・サイドレール ) は鋼板をプレスして形鋼に生成し、上物と下物の合間を縫う様にぐにゃぐにゃ曲げています。鋼構造物の設計に携わっていた者としてはちょっと頂けないかなぁ、応力が複雑になるのでもう少し直線にしたかった!?
 
HiluxLaderFrame_1.jpg  SmallTruckLaderFrame_3.jpg
ハイラックスのフレーム      大型トラックのフレーム

 写真右側の大型トラックのラダーフレームはその名の通り梯子形をしており、全くの直線を呈しています。荷台が平らですからこの形状が可能で、これが構造上一番強度があります。
 左側は新型ハイラックスのものです。やや大型になるので設計上の余裕が増え、曲げ区間が最小で済んでいます。 

 ジムニーのフレームで特筆すべき点は梯子の桟木部材( 左右の胴木を連結する横部材・クロスメンバー ) 9本のうち7本までが鋼管パイプを用いている事です。私と同じパイプ構造の好きな者が設計しているのか?或いは経済的理由か?
 ちなみに私の自作ボートトレーラーの車枠も胴木は角鋼管、桟木は丸鋼管を使用しています。

 色々な小細工も軽自動車の規格寸法内に全てを収めるには仕方ないんだろうね・・

NewJimny_9.jpg
梯子車枠前部

 車枠最前列はプレス生成の溝形鋼の様な桟木になっています。左右の胴木以外に2か所のステー状の支えがあり、エクステンションに対して十分な強度があることが伺えます。ここいら辺はスズキ設計陣が、「何が必要か、何が望まれているか」を知り尽くしている感があります。
 
NewJimny_8.jpg
ボルト止め式追加クロスメンバー

 更に不思議なのはXメンバーのひとつ前の「追加クロスメンバー」が胴木にボルト止めであること。エンジン部品の付け外し作業のため、桟木を脱着する必要があるのか?

NewJimny_15.jpg
後輪コイルスプリング
 
 これも私の認識不足でした。ジムニーって後車軸は板ばね( リーフスプリング )だと思っていました。前の代からトレーリングアーム+コイルスプリングだったそうです。基本は乗用車ですものね。


NewJimny_11.jpg
梯子車枠後部

 車枠フレーム前後端に牽引フックが溶接されています。ここいら辺を手を抜かないところが立派です。


 色々好き勝手述べましたが、想像通りの良さそうな車でした。定価で 153~198万円です。
 私の車人生「オーラス車」候補の一つに加えましょう。







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No title

> アカツメ さん

XG+セーフティサポートのコスパが良いですね!
市内ではまだ走っていませんが、生産が間に合わないような記事を見ました。

No title

こんにちは。
新型ジムニー、良いですよねえ。本当にカッコいいっす。
今は少々忙しいのですが、落ち着いたら近くのディーラーに
見に行こうと思います。ちなみにエンジンスターター
(キーレスプッシュスタートシステム)は下位グレードXGには
ついておりません。さすがに今の時代なので電波式キーレスエントリー
はついてますけど、サブキーを使えば従来通りの使い方ができるはずです。
今回のジムニーはXGで良いのではと思ってます。

No title

> FirstMESA さん

改めて見てみると新型ジムニーは外観がランクル70 ( オリジナルの方 ) にそっくりですね。設計思想が全く同じなんでしょうね。素晴らしい!

ハイラックスの補助ミラーは前方用と側面用のデュアルミラーで視野が適切で結構有効ですよ。特に前方用は役に立ちます。

こんにちは
新型ジムニー、直線を基調とした、先々代モデルの正常進化系の様な車体で良いですね!
おっしゃる通り、四輪駆動車にスマートキーはちょっとな感じですが、、、
小さな補助ミラーは「車の前と左側の高さ1m、直径0.3mの物が確認できること」とされている直前側方視界基準に基づいた装備ですかね。
自分の70にも車体左前に小さなミラーがちょこんと付いてますが、小さいのでほとんど役に立ちません。
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