新艇がやって来た
チームメンバーの一人が新艇を購入しました。
一昨日輸入され横浜港に荷揚げされたばかりの湯気が出ているような新艇です。通関して保管されている横須賀の倉庫に引き取りに行きました。


荷姿 組み立て方の説明
広大な倉庫の一画に輸入された艇が積み上げられています。今回は40フィートのコンテナ1台分来たそうです。
販売者からあらましの組み立て方の説明を受けました。
週末に組み立てて進水式です。
ちょっと変わった形でしょう? 初めて見る人が大部分だと思います。私達が普段乗艇している艇トーネードは双胴艇(英語でカタマラン)で船体は同じ形のものが2本あります。
新艇はトリマランと呼び真ん中に主艇体があり、両側にアウトリガーと呼ぶフロートが2本付いています。
アメリカ ホビー社の製品でクラス名は「アドベンチャーアイランド」と呼びます。スピードだけを追求したトーネードとは方向性が大きく異なり、レジャーユースのみを目的とした艇種です。全長5.0m、全幅2.9m、全重量84kg。
ホビー社は60年前初めてカタマランタイプの艇を市販した会社で、以降多胴艇を多種類販売している実績のある会社です。

進水式
進水式ではシャンパンのビンをバウ(船首)にぶつけて割るそうですが、そんなことしたらハル(艇体)の方が壊れてしまいます。ここではバウ部分に降り注ぎました。

ちょっと変わった装置
一般的な小型ヨットとはかなり異なった装置を持っています。
センターボードは一般的には船体の中央部に付いていますが、ここでは右端に付いておりレバーを前後して操作します。ただしスターボードタック・ポートタックの語源にもなった右舷に設置されてはいます。
舵板を操作するティラー(梶棒)は無く、左舷に付いたレバーを操作してワイヤーを介して舵板を振り方向転換をします。
セールはメインセール(主帆)のみのキャットリグで、ワンタッチでリーフ(縮帆)ができます。この艇ではオプションのスピンネーカーも装備しています。日本では初めてのスピン装備艇だそうです。巨大なトーネードのスピンと比較するととても可愛い大きさですが、船足が早くなるでしょう。
小型ヨットとしては目を疑うような「椅子」が付いています。しかもリクライニングします。しかも「ランバーサポート」付きです!

微風のセーリング

足踏み走航
究極の相違点、何と脚踏み推進器「ミラージュドライブ」が付いています。ペンギンの脚の様な2枚のヒレが船底にあり、コクピットのペダルを踏んで進みます。
これが結構速く、5~6ノット位出ているか・・

ヤードでのタクシー
帆走初日はカヌー用のドーリー(台車)を使用してヤード上で移動しました。今一つ良くありません。ドーリーだけが走ったり止まったりで、艇体と一体化しません。
船台(クレードル)を含めて今後の課題とします。
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コメントの投稿
No title
> Ryu734 さん
2~3ヶ月もしたら運用体制も整いますから、一度ご指導&遊びにいらしてください。
2~3ヶ月もしたら運用体制も整いますから、一度ご指導&遊びにいらしてください。
羨ましい!
新型いいですね!
稲毛で乗れるのも羨ましい!スピンがあるなんて知りませんでした。私のアドベンチャーアイランドは買って5年になりますが、全然違いますね。皆さんで楽しめるのもいいですね。
稲毛で乗れるのも羨ましい!スピンがあるなんて知りませんでした。私のアドベンチャーアイランドは買って5年になりますが、全然違いますね。皆さんで楽しめるのもいいですね。
No title
> Cool Japan さん
ポリネシアの島々ではよく見掛けますが、日本では殆どありませんね。
近頃では船底に水中翼を持って、超高速でカッ飛ばすものもあります。
ポリネシアの島々ではよく見掛けますが、日本では殆どありませんね。
近頃では船底に水中翼を持って、超高速でカッ飛ばすものもあります。
No title
すご~い!
て言うか、こんな船初めて見ました。
色々な形のヨットがある物ですね~
て言うか、こんな船初めて見ました。
色々な形のヨットがある物ですね~