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デスマスト

  
 勤労感謝の日。今季初めての本格的西高東低気圧配置に覆われて、朝の気温は6℃、北西の風7~8m/s 雲一つない快晴です。
 転覆やデスマスト (マスト転倒) の事故は、いつもこの時期に起きています。
 まして西の中風です。充分に気を付けてセーリングしましょう。

18MSailing_5.jpg  18MSailing_4.jpg
富士山がクッキリ          房州の山並みもクッキリ
 
 悪いことに遠方の山々が実にクッキリ見えます。吹き出してくる前兆です。


18MSailing_1.jpg
2杯出艇
 
 フルメンバーが揃うのは久し振りです。

18MSailing_2.jpg
遼艇から撮影
 
 案の定、昼過ぎると風は少し上がり8~10m/s、白波も目立ってきました。ただ風向が岸に平行しているため、悪い波は立たずそんなに困難なセーリングではありません。
 2杯でつるんでカッ飛ばします。


18MSailing_7.jpg
ゲストクルー
 
 だだっ広いハーバーのヤードでは、夫々のチームが普段から好き勝手な場所に陣取って艤装をしたり昼食を取ったりしています。私達のチームの隣には某大学のチームが集っています。
 今日はそのうちの一人の学生をゲストクルーに迎えました。いつもはスナイプ級に乗っている為、トラピーズでぶら下がるのは慣れていませんがそこは若い者。学習が早く5分も出ていれば慣れてしまいました。
 この若者なんと身長が190cm近くあり、脚の長さがこの通り。私の倍位ある。
 
---------------◇---------------
 
 いい調子で高速セーリングを楽しんでいましたが、ふと目の前を見るとワイヤー( 白矢印が本来の位置 )が1本ぶら下がっています。マストを支えている3本のワイヤーのうちの1本です。
 一瞬で自分達が今置かれている状況を理解し覚悟を決めました。ワイヤーが外れてもマストが倒れないのは、外にぶら下がっている二人の体重が風力より勝っているからです。
 ただ体力には限界があります。直ぐに風力に負けて艇の内側に引き寄せられ、マストも風下に倒れて行きます。
 ぶら下がったまま倒れながらゲストクルーのトラピフックを外し、次いで自分のフックを外します。これを忘れると沈んでいくマストに引き込まれて溺死する恐れがあります。この間1秒足らず。結構冷静に出来るもんでしょ?


18MSailing_6.jpg

 
 幸い乗組員に怪我は無く、艇体や装備品にも大きな損傷はありません。セールが少し切れただけです。暫くしてレスキュー艇がやってきて、曳航されて帰港しました。
 デスマスト( マスト転倒 )の原因は、ワイヤー根本を止めているピンが抜けたためでした。確実に整備・点検をしていれば防げた事故です。反省!




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No title

> 即タック さん

コメント有難うございます。正直危なかったです。

ブログの数行の文章と写真から、的確な対処案を頂いたことに驚いております。かなりの経験を積まれてのご指摘だと思います。
多分470のような小型のモノハル艇だとご提唱の対処で完璧だと思います。

ディンギーとしては大型で双胴艇のトーネードはタック性能が悪く、即タックが出来ません。回転に 2~30秒は掛かります。しかもセール面積が大きく(25フィートクルーザーと同程度) 間違って上側に倒れて、クルーに覆い被さるとその後の扱いが面倒です。
そんな理由で今回の倒し方になってしまいました。

いずれにせよ、私達の維持管理の方法や乗艇前の点検に問題があったのは明白だと思います。ご指摘の方法も参考にして、今後やっていこうと考えます。

危なかったね

上側ステーが飛べば、(まぁ、下側が飛ぶことはないでしょうが?)立ってるクルーは飛ばされますよね?飛ばされなくとも、結構来ますよね。飛ばされなかったのは風が弱くてラッキー❗普通に吹いてれすごいばれすぐタックして、反対側のステーをはって、下側に来た飛んでるステーを雑サクで固定。クルーが飛ばされなくてよかったね🎵かなりの経験を積まないと対応できないでしょう。
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